金子みすゞ463『十三夜』今朝がた通つたとほり雨、霰がまじつて居りました。き○ふから急につめたい風吹いて、母さま障子を貼りました。いまは雲さへ見えないで、つめたく冴えた十三夜。こ○くさむらでなく蟲が、きふにすくなくなりました。
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