自己紹介

自己紹介

「反対側から失礼しますね」地面に落ちたカルタを裏返しながら、旧友の片原が通りすがる。ここは愛情交差点。通行人は全員愛に飢えている、と見せかけて、真実を知らないまま人生に迷っているのである。私は語り屋の高宮聡だ。そっと物語の欠片を道端に落としていく簡単な仕事をしている。

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