劇団ラッキー・キャッツ
パーゴラの碑の下で
◆配信日程
12月12日(土)19:00〜
◆あらすじ
緑豊かな霊園〝メモリアルパーク 青い鳥〟。そのパートスタッフ小鳥遊まどは、仕事の合間に、パーゴラ(日陰棚)の下で、バードウォッチングを楽しむ毎日だった。ところが、彼女の前に一人のホームレスが現れたのをきっかけに、穏やかに見えた霊園の日常がしだいに揺らいでいく...。
(上演の意図)
東京オリンピックの延期が決まった翌日、一人のホームレス男性の死が報道されました。岐阜市の出来事です。複数の少年から投石を受け、転倒した際頭を打ったことが死因だと言います。この愚行の背景にあるであろうホームレスへの蔑みと、新型コロナの感染者をまるで責めるかのような世間の不寛容さは、根っこを同じにするものだと思います。金子みすゞは「みんな違って、みんないい」と詠いましたが、その裏には、他者に寛容であることの難しさ、というものがあったのだろうと思います。本作では、コロナ禍後の日常を生きるごく〝普通の〟人々と、〝異質なもの〟であるホームレスを出会わせることを通して、「不寛容の前に寛容は無力か」と問いかけます。
◆キャスト
武藤充子 / 篠田剛 / 小川ジン / わくわく玉 / 山口隆三 / 坪内恭史 / 山口 愛(劇団あとの祭り)/ 林大輔
◆スタッフ
作・演出:林大輔 / 舞台監督:坪内恭史 / 作曲・演奏:永見正行 / 音響効果:関谷好一 / 照明:福田晴彦(自由舞台)/ 演出助手:CHIBI/ 舞台監督助手:平田マリ子 / 舞台美術:RUE / 大道具:足立燈樰・松尾紫野 / 衣装:夢来 / 小道具:わくわく玉 / 宣伝美術:山口隆三 / 字幕上演作成:坪内寿美子 / カメラ:劇団ラッキー・キャッツ / 配信:㈱セメント
企画・制作:劇団ラッキー・キャッツ / 協力:円徳寺
主催 / 岐阜市、岐阜市民芸術祭実行委員会
(公財)岐阜市教育文化振興事業団
後援 / 岐阜県教育委員会、岐阜市教育委員会
岐阜県芸術文化会議、岐阜市芸術文化協会